外出先での飲み物

カフェだろうが喫茶店、レストランであろうが、珈琲、それも温かい珈琲しか飲まない。

最近、珈琲をたくさん飲む人の死亡率が低いという研究(?)結果が発表され、珈琲多飲者の不安を和らげたばかりですが、ついに数日前に、珈琲を一日三杯以上飲む人は肺がんになり易いという研究(?)結果が発表されました。

確か、先の日本のがんセンターの発表の中に、呼吸器系の疾患の予防になると言っていたと記憶していますが、今度の中国の研究機関のデータでは肺がんになり易いとのこと。

研究に?を付けていますのは、どちらの研究にもなんとなく信頼がおけないからです。

がんセンターの研究にはコーヒーと日本茶の効用を認めています。
珈琲業界と日本茶業界は沸き立ちました。

一方、中国の研究機関の発表ではウーロン茶業界が活性化されたのではないでしょうか。

最近、食品個別の健康効果が次々と発表されているようです。
その度に、関連業界は商機到来と増産に励み、消費者は品薄の商品を求めて右往左往。

健康食品の情報にはもうウンザリというのが実感です。

白にしたければ白のペンキを塗れば良い。赤にしたければ赤の塗料を塗ればよい。
このような単純な論理が食品と健康、サプリメントと健康の場合にも適用されているのではないかと不安を覚えます。

このサプリメントを飲めば血管が強くなる。この食品を摂ればコレステロールがコントロールされて循環器系が若返るなど、何度も眉に唾をつけるような話ばかりです。

コラーゲンやコンドロイチンのTVコマーシャルは一つの典型なのかもしれません。

それらのサプリメントを飲めば、コラーゲンやコンドロイチンがそのまま救急車に乗って膝間接に駆けつけ、たちどころに修復してしまうような錯覚に陥ります。
お笑い芸人の芸より笑えるCMタレント寸劇に感心させられています。
広告代理店の所行もなかなか罪深い。

珈琲の話に戻ります。
私は、夏でも冬でもホット珈琲しか飲みません。それもストレートだけ。

体調に応じて、濃いめか薄めかは選びますが、原則ホット珈琲しか飲みません。

巷には美味しそうな飲み物が姸を競っています。
不潔な身体に暑化粧を施し、ブランドもの風の煌びやかなフアッションに身を包み艶然と微笑むかの如き各種飲み物の誘惑が巷にあふれています。

そのようなものの殆どは毒婦、否、毒物だと言わざるを得ません。
身体を犠牲にしてまで飲まなければならない義理があるなら義理に殉じればよい。

義理がないのであれば、飲み物は単純なものが良い。

ストレートの紅茶か珈琲。
ストレートが当たり前の日本茶。
これらの飲み物が安心安全だと思います。

魅惑的蠱惑的な毒婦のような飲み物は、なぜか安価と高価なものの両極端であることが多い。巷のあるものと同じ構図。

その点、珈琲、紅茶、日本茶には当たり外れは少ない。
高価なものが好きな人にはそれなりのものがあり、安価な物が好きな人にも無難に対応できる。

このあたりのものを、一日三杯くらいを目安にしていれば、何に効くかにに効くなどという騒音に惑わされることもない。

工業製品的加工物や不気味な添加物が少ない飲食物を選んで、飲み過ぎず食べ過ぎずの生活をしていれば安らかに生きていけます。
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.30 2015 未分類 comment0 trackback0

日傘に慣れました

昨年の夏、かねて懸案だった日傘を購入しました。まだ、男性の利用者はすくないので気恥ずかしくて堪りませんでした。

とは言え、常に少数派であることを自認し、適応性も高いのですぐ慣れてしまいました。
それどころか、炎天下を歩く時の快適さは何ものにも代え難い。

紫外線に弱い体質の人の真夏の重装備を見るにつけ、普通であることに今更ながら感謝しています。

しかし、普通でないのは老化の真っ只中にあり、自分体内の抗酸化物質が枯渇しかかっていることです。

顔にシミが出来ようが皺が深く刻まれようがさほど大した問題でもありません。
しかし、それらの表面的な現象に止まらず、体内部に及ぼす紫外線の障害を思うとなんとか防止できるもは防止したい。

がんの放射線治療は各種放射線を照射することで活性酸素を発生させてがん細胞を消滅させようとします。

紫外線もまた同じく活性酸素を発生させ、身体の老化・劣化をすすめます。

子供の頃、夏にしっかり日焼けしておけば冬に風邪をひかないと言われたものですが、今や、同じことをすればそれだけ身体は消耗し老化が進行すると言われる。

フアッションとしての日焼けに価値をおく者は好きにすれば良いのですが、早く目覚めてほしいものです。

先日、さながらショッカーのような男性に出会いました。全身黒装束で目にもサングラスを装着していますからまさに異様ないでたちでした。
紫外線感受性がとても高いのでしょう。
気の毒と言わざるを得ません。

一方、ハゲ頭の爺さんが額に大粒の汗を吹き出させながら歩いています。帽子も被らすサングラスもしていない。
「日焼けは健康に良い」という時代のまま生きている人もいます。

自らをトマトと勘違いしているわけでもないでしょうが、無防備すぎる。
皮膚ガンになるほどのことは滅多にないでしょうが、「目の日焼け」は避けられない。

目の老化を防止するだけでも価値があるというものです。

真夏に長袖のシャツを着ようとまでは言いませんが、帽子とサングラスは着用してもらいたい。

さらに、日傘を使用すれば、目は大喜びするでしょう。

自意識過剰な私が、人の目も構わず日傘を使えるようになったのも、出来るだけ「目を守り」、数ある趣味のうちの「読書」を長く楽しみたい一心からです。

日傘をお勧めします。
.30 2015 未分類 comment0 trackback0

お断りした家庭菜園のお誘い

「脳作業は農作業」と「無農薬有機野菜」がキーワードのご夫妻と朝のウオーキングの折に数分の立ち話をすることがある。

私が、今年から家庭園芸にトマト、唐辛子、山椒を加えた話をしたことがご夫妻の気をことのほか引いたらしい。
昨年までは、ハイビスカスなどの花のほかにパセリ、バジルなどの栽培が簡単な野菜を育てていました。

トマトを始めたことから、私のことを家庭菜園が好きな人と認定してくれた、否、認定されたようです。

ご自宅の庭の一部20坪ほどで長年家庭菜園をしておられるらしく、新たに10坪程を私のために貸してくれるという。

私の住まいにも敷地は十分あるのですが、雑草防止のために、シートを敷きその上にバラスを敷き詰めて居ますので、土に直接植えることができない。
従って、鉢植え園芸しかできないという話を以前にしたことがあります。

ですから、10坪ほどの土地を貸してくれるという。

この親切で好意溢れるお話に困ってしまいました。

自分で勝手にやっている分には、枯らそうが虫に荒らされようが自由気儘ですが、このようなお話に乗ってしまうとそうはいかない。

歩いて5分程の所に毎日出かけてなんらかの作業をせざるを得ない。
数日出かける場合には、水遣りなどを依頼しなくてはならない。

自宅の20鉢の世話だけでも後悔と自責の念にかられてイヤイヤやっていることも否定できないのに、ご親切な申し出に乗ってしまうとそうはいかない。

本格的に農業の初歩くらいは勉強しなくてはならないだろうし、「虫が食うなら勝手に食え」、「枯れるなら勝手に枯れろ」とはいかなくなる。

人生が拘束されてしまう恐怖とまでは言わないが、息苦しさは否定できない。

満面に笑みを浮かべ両手を広げてのお誘いを断るのも難しい。
うっかり話をしてしまったことが悔やまれる日々を数日過ごした後、思い切ってお断りした。

私のようないい加減な栽培にもかかわらず、たまに咲く花が可愛いし、過酷な条件にも負けずに育った葉物野菜を収穫することに悦びを感じる程度の私には、「・・だからしなければならない農作業」は苦痛以外のなにものでもない。

その上、ご夫妻のご好意に応えるべく励む時間もないし、農作業の知識もない。

何事も断ることは本当に難しい。
しかし、ここは断固として断るほかはない。

ここのところ、なんとなく気まずい朝のご挨拶ですが、時間が解決してくれるだろうし、解決しなければしなくても構わない。

話が盛り上がる、話を盛り上げることは簡単だが、そこからなんらかの段階に入ると急速に窮屈になることは多い。

歳をとると、自由はなにものにも代え難い。自由を保ちながらの他者との交わりは本当に難しい。
.29 2015 未分類 comment0 trackback0

食糧難の時代が到来する

(ワシントン共同)米食品医薬品局(FDA)は16日、食用油などに含まれ、肥満や心臓病との関連が指摘されるトランス脂肪酸を、2018年6月までに食品添加物から全廃すると発表した。

 FDAは13年に廃止方針を示して科学的妥当性を検討してきたが、最終的に食品に使う上で「安全とは認められない」と結論づけた。

 食品業界は3年間で代わりの添加物を使うなどの対応が求められる。FDAは「心臓病を減らし、年間数千件の命に関わるような心臓発作を防ぐことができる」とみている。

 トランス脂肪酸は、摂取すると動脈硬化などを引き起こすリスクが増すとの研究結果が多く示されている。

トランス脂肪酸とは、
トランス脂肪酸(トランスしぼうさん、trans fat、trans-unsaturated fatty acids、TFA)は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。トランス型不飽和脂肪酸(トランスがたふほうわしぼうさん)、トランス酸(トランスさん)とも。トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で発生するため、それを原料とするマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどに多く含まれるほか、これらを原料とするパン、ケーキ、ドーナツ、クッキーといった洋菓子類、スナック菓子、生クリームなどにも含有される[1]。一定量を摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれ、2003年以降、トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えている。(ウイキペディア)

プラスチックと同じく、自然界には存在しない物質であり、腐食しにくい油です。
マーガリンやこの油で揚げたクッキーは数年放置しても腐らないほどです。

欧米では早くから課税するという方法で使用を制限していましたが、アメリカは上記のように全廃するということに決定したようです。
TPPを睨んで、独り勝ちを狙った方針かとも思いますが、身体に安全な食品を国民に摂取させるということは“正義”といえましょう。代用として、添加物を使用するとのことですが、これはこれで問題が多いことです。

完全に騙され、誤魔化されていると知ってか知らずか、「甘い~」、「トロケル~」「ジューシー」などとやにさがり、加えて「安い~!」などと絶叫する時代は早晩終わりそうです。
今の時代は、歴史上かつてない無知が故の幸せな時代であり、最悪の不幸な時代なのかもしれません。

健康で安全な生活は誰しもが願うところですが、中国やインドなどの国の生活文化が向上する現代を地球レベルで考えれば、安全な食品の奪い合いは戦争状態になりかねないことは明らかです。

エネルギーはもとより、これからは安全な食品も世界の一握りの資本家に完全に支配され、我々庶民は承知の上で毒を喰らうことを余儀なくされそうです。

安全な食材を使ったものともなれば、バターが5万円、食用油は一本3万円、小さなケーキ一個が3千円、つまらない駄菓子が一袋5千円、トンカツ定食や天麩羅定食が一人前2万円などということになりかねません。

「貧乏人は麦を食え」なんてことは幸せなほうで、「貧乏人は毒を食え」という時代が目前なのかもしれません。

「知は力なり」と言いますが、知はあっても金がなければ泣く泣く「毒を喰らう」しかないということになりかねません。

飽食とは距離をおき、可能な限り安全な食品を本当に必要なだけ摂取するという生活スタイルに転換するする必要があるでしょう。

グデングデンの酔漢が、喫煙者に向かって「タバコは体に悪いですよ~」と言って恥じない倒錯した日本です。国民の健康常識がどのように変化するのか予想ができません。

身体に悪いものは課税されて高価になる。
身体に良いものは希少価値で高価になる。
大部分は添加物まみれの工業製品的食品を摂取せざるを得ない。
食卓の2極化が進むことでしょう。

高価な宝飾品が大根一本と。高価なランボルギーニが有機栽培の米一升と交換される戦時中のような時代が見えるような気がします。

今流行のキーワード、個別的自衛がどこまで可能か。
悩ましい問題が山積です。
.21 2015 未分類 comment0 trackback0

オイルプリングのすすめ  その5 インプラント治療を受けている人へ


異物感、違和感に悩まされていた人々がインプラントの出現によって、快適な咀嚼ができるようになったことは喜ばしい。

ただし、この咀嚼回復法は万能ではない。適応症の判断を誤ると、予想以上の障害と不幸をもたらす方法であることは無論です。

メリットが大きい分だけデメリットもまた大きい方法です。

この革新的咀嚼回復法にも避けられない欠点が一つあります。この欠点の解消が今後の研究課題の一つです。

このインプラントというのは、まず歯槽骨という骨の中にチタンを植え込みます。この部分にねじ込み式にもう一つのパーツを接続させます。

このパーツは歯肉を貫通して口腔内に出ています。これに、ゴールドやセラミックで作製した人工歯を被せて、失われた歯を回復させます。

問題は、歯肉を貫通しているということです。本来、歯肉は閉鎖されなくてはなりません。

怪我をした皮膚が治癒し封鎖され、菌などが体内に侵入しないようにするのが人体の本来の在り方なのですが、インプラントの場合は、この封鎖がなされないままであるところが重大な欠点なのです。
この欠点が存在するまま、全世界で施術されているのです。

たがら、インプラントは止めた方が良いというのではありません。

私が施術した人でも、長い人は40年間近く使用し続けていますし、まだまだ十分使っていけそうな人が居られます。ほとんどの人がインプラントをしたことを喜んでおられます。

ただし、この方々は定期的なメインテナンスに熱心に通って来られますし、毎日の手入れを丁寧にしておられます。

なぜなら、インプラント周囲炎と言われますが、歯周病と同じことがインプラントにも起きるからです。

ましてや、本来閉じるべき歯肉がオープンの状態にあるのですから実に危険であると言わざるを得ません。

術前の説明と理解。術後の管理が一体となって初めてうまくいくことが「多い」というのがこの咀嚼回復法なのです。

このインプラントという方法の術後管理、つまり、インプラントの部分の炎症の予防にオイルプリングが有効だと思っています。

オイルプリングを行い、通常のブラッシングを行えば、より確実なメインテナンスとなると確信するからです。

15~20分のオイルプリングに加えて10分以上のブラッシングは決して短くはありません。これが日に2回ともなれば「歯を磨くために生きてるのではないぞ~」と言われそうですが、入れ歯には求められない快適な咀嚼を維持するためにはやむを得ません。

オイルプリングは、歯周病、歯肉炎に悩む方の他、インプラント治療を受けた方には是非お勧めしたい方法です。
.21 2015 未分類 comment0 trackback0

樹木化し風景化した私

よほどの雨か、仕事やゴルフのために朝が気忙しい日を除いて、ほぼ毎日近所の神社の境内に日参していることは、このブログでよく書いています。

年に数回は行けない日も行きたくない日もあります。何かと用事が重なり、とてもウオーキングしている場合ではない日もあります。

そんな中で一週間程境内に行けない日が最近ありました。
そんな日は、自宅でストレッチとラジオ体操をしていますので、ウオーキングができない不満以外はありません。

否、一つだけあります。
境内の樹木の発する「気」を吸えない不満です。ムッとするほどの強烈な「気」や「匂い」でなくても、それらの中に身を置き呼吸するだけで『脳」は喜び、自律神経の昂まりは抑制され、心身が整います。

境内の一隅に、他者の邪魔にならず数本の樹木に囲まれている場所があります。
ここが、ここ3~4年の間、私が専用としているストレッチとラジオ体操の場所です。

ひととおり、ウオーキングをすませてから神社に着き、本殿とその脇の厳島社にお参りした後、その専用のフィールドで30分ほどを過ごしています。

「あんたが居ないと木が一本抜けたようでいけませんや(笑)」と言われたのは、一週間ほど境内に来なかった後のある日の朝です。

伊賀の里におけば、まごうことなく引退した忍者さながらの老人です。
ほぼ毎朝、目立たすにシオシオと歩き、私とは目礼を交わしスッと境内から姿を消す老人ですが、その日の朝初めてしわがれ声を聞いたことになります。

声といい、皺皺の笑顔といい、痩せて腰が少し曲がった体型といい、改めて「この人は伊賀か甲賀から毎朝この境内まで来ているのではないか?」と錯覚を覚えるほどでした。

「木が一本抜けたようで落ち着きませんや」と言われてみますと、毎朝の自分の姿の映像が目の前に立ち上がりました。

見る人によっては、いまや私は境内の一隅の樹木の如しであり、すでに風景になっているという訳です。

これで、一か月か数ヶ月姿を消すと、「ついに伐採されたか!」と、この世から消し去られた存在になるのでしょう。

あと少しは、陽光を浴び、雨風に打たれ、雪に縮こまりながらも「この場に立ち続けたいな」と、思った次第です。

「あと少しは」というのは本心ではありません。
「ずっと長く」というのが本心であることは間違いありません。

成長する樹木ではなく、年々枯れながら縮んでいく樹木も、また一興だと思っています。
.21 2015 未分類 comment0 trackback0

オイルプリングのすすめ その4 歯肉炎・歯周病の人

ヒポクラテスが感染した歯(深い虫歯で細菌感染した歯)を抜歯して関節炎を治したと記述したのははるか昔のことです。

細菌は然るべき場所にいれば害はないが、然るべきでないところに棲みつくと重篤な害をなすと言われます。

口腔内の細菌はある条件下では容易に血中に入り込み全身を巡り、人体の臓器に棲みつくことがあります。
それは、歯肉炎や歯周病、インプラントの施術を受けている人で不潔な状態にしている人で歯肉炎や歯周病状態にある人です。

歯肉炎や歯周病の人たちの末梢血管はオープン状態にあるということです。
「新婚さんいらっしゃい」というテレビ番組がありますが、「細菌さんいらっしゃい」状態にあるのがこのような人たちです。

食物が唾液と一緒に胃に入れば、強力な胃酸で処理されますが、直接血中に入れば防御のしようがありません。
このようなオープン状態の血管を塞がねばなりません。

これが、歯肉炎や歯周病を治すことの意味です。
閉鎖状態にして、細菌の侵入を防がねばなりません。
そのために、治療が必要であり、口腔の清掃管理が必要なのです。

臓器に棲みついた口腔細菌は、心臓病、腎臓病、糖尿病などの疾患の原因となり、関節炎などあまり関係がないのではないかと思われるものの原因となるのです。

このような人は、何よりも歯肉炎・治癒を治癒させる必要があります。
なにしろ、これらの疾患を治すのには、時間がかかり、本人の意識の改革が求められますので、なかなか理想的にはいきません。

このような人たちにも、せめてオイルプリングくらいはしてほしいと思うのです。

夜寝る前、朝起床直後にオイルプリングを行えば、かなりの効果が期待できるからです。
勿論、オイルプリングの後は通常のブラッシングも必要です。

なんとなく身体がだるいなどの慢性疲労症候群の人の中には、口腔内細菌が原因している場合も考えられます。糖尿病に罹患していると言われている人の中にも口腔内細菌が原因かもしれません。このあたりは、昔から言われていますが、現代の研究方法によっても実証されています。

歯肉炎・歯周病に侵された口腔粘膜の全面積は、片腕の表皮の面積に相当すると言われます。
となると、爛れた皮膚の片腕をどぶに漬けたままの状態であると言えます。
これでは、筋が侵入して細菌感染による炎症が起きないはずがありません。

歯肉炎・歯周病の罹患者、高齢者、不潔が好きな人にオイルプリングをすすめる所以です。

微小なオイルの油滴で、歯肉の中にいる細菌を引きずり出して洗浄するこの方法は優れた方法だと推奨します。

細菌の膜は油脂で出来ています。
油は油に親しい。
水では油は取り除けません。
.13 2015 未分類 comment0 trackback0

オイルプリングのすすめ その3 唾液のこと 


高齢になると“口笛”が吹けなくなります。折角美人を見てもピューと鳴らせなくなり、情けない思いをしている人が多いはずです。
楽器ができない人でも唯一口笛だけはと自慢だった人もモゴモゴモスースーでは様になりません。

何度調整してもらっても義歯(入れ歯)がすれて上手く咬めない人も多いはずです。適度な粘調度の唾液は義歯と粘膜のクッション材となるのに、唾液が出なくては義歯は口腔粘膜を傷つける凶器になってしまいます。

加えて、唾液の出が悪くなると口腔内の洗浄力が落ちてしまい、口腔内常在菌にとって好都合な環境になってしまいます。

高齢者の中には、若い者に負けないくらいに唾液の分泌が盛んで義歯で何でも食べられる幸運な人もいます。
老化現象も一律というわけでなく、人によって老化の順序が違うのです。唾液がよく出てよく食べられるからと言って、視力もよく、聴力もよく、運動能力もよいとは限りません。

口腔内細菌には私たちの役に立っているものもありますが、攻撃的な細菌もあり、これらが虫歯や歯周病を引き起こしています。
その一つが“ミュータンス連鎖球菌(ストレプトコッカス・ミュータンス。連鎖球菌の一種)”です。

この種の細菌は、砂糖と精製された炭水化物をエサとします。
細菌の消化作用で糖が酸に変わり不要物として排出されます。この酸が歯のエナメル質を溶かし、歯の保護機能を弱め腐食が始まります。これが、甘いものと虫歯の関係です。

どれほど歯を磨き、デンタルフロスを使い、ウオッシュ液で洗っても口腔内の細菌の数にはほとんど影響がありません。大半の細菌はこうした処置の中を生き延びて増殖し、再びコロニーを形成します。

このような下宿人と日夜戦っているのが“唾液”です。
唾液は、酵素、緩衝物質、抗体や栄養素が複雑にまじりあい、細菌を撃退し歯や歯肉がきちんと働けるようにしているのです。

唾液がなければ、歯を腐食させ、口腔内は感染だらけになり生きてはいけないのです。
唾液は、食物を消化し、口腔内を洗浄し、健康な生活をするために不可欠なものなのです。
口笛や入れ歯のためにあるのではありません。

口腔内の酵素は、穀類、野菜や果実の主な栄養成分である炭水化物をより小さな分子に分解し、さらに小腸で単糖類に分解されて吸収されます。口腔内細菌も炭水化物や糖類をエサにしており健康を害する酸を産生します。

唾液は、化学的な緩衝作用により酸を希釈し、中和します。そのため㏗は中性に近く保たれています。また、唾液には、カルシウムとリンなどのミネラルが高濃度に含まれており、歯のエナメル質の微小な障害は再石灰化され、唾液が歯を修復しています。

唾液は、一日中分泌されており、食後などの特定の時に分泌量がまし、睡眠中はほとんど分泌されません。日中、水分を十分に摂取していないと口腔内は慢性的に脱水状態になります。このような人は、虫歯や歯周病に罹患しやすいのです。

もう一つの問題は、砂糖や精製された炭水化物の摂りすぎです。
唾液中の緩衝作用を担う重炭酸イオンには、大半の伝統食から産生される酸の量には対応する能力はありますが、現代の大量の砂糖や精製された炭水化物には対応できません。
そのような食生活では、口腔内の酸生成菌が増えるばかりです。

現代の食事では、高純度の糖や精製炭水化物の量が多く、これらによる酸の生成量は、唾液が本来持っている調整能力を超えています。
糖はそんなに食べていないという人でも、普段の食品の添加物を子細に検討してみると十分大量に摂取していることがわかります。

最近、生活習慣病が盛んに注意されていますが、口腔内にも同じことがいえるということをわかっていただけると思います。

唾液の分泌が少なくなる高齢者、たくさんの薬を服用する人、糖や炭水化物の大量摂取者の口腔内の洗浄に、オイルプリングをすすめる所以です。
.13 2015 未分類 comment0 trackback0

オイルプリングのすすめ  その2

口の中は熱帯雨林地帯のようなもので、暑くて高湿度で温度は年中一定です。
このような条件の口腔内には、熱帯雨林と同様に、細菌、真菌、ウイルスや原虫など、さまざまな“生物”が生息しています。

こういった生物の食べ物は口腔内には豊富に存在します。
ピザ、アイスクリーム、ドーナツなどは大好物で、我々が食べるものを細菌も食べています。砂糖や炭水化物の食事などで生活し成長し繁殖します。

口の中に食事のかけらがある限り、細菌は絶え間なく食べ続けています。
口の中は彼ら細菌にとって“理想的な環境”なので、実に膨大な数の細菌が棲みついているのです。

つまり、口腔内は小さな“生態系”なのです。
気温は常時35℃、湿度は100%。絶好の条件です。
微生物は生息する場所に好みがあり、そこにコロニー(集落)を形成します。
歯の上が好きな微生物もいれば、歯肉と歯の間、口蓋(口の中の天井)、舌の手前や奥が好きなものもいます。

夫々の微生物のコロニーは互いに影響しあっていますが異なる集団になっています。
腸内細菌フローラはよく知られるようになりましたが、口腔内にも口腔内細菌フローラが存在しています。

このフローラは人によって違います。同じ家族でも違います。夫と妻はふつう密接に接触しますが、それぞれの細菌フローラは違うのです。
地域によっても違います。東京の人と鹿児島の人は違います。風土の様々な違いによって異なるのです。

口腔内細菌の集落は、食事などの生活習慣や遺伝、性別でも違います。
ストレスが免疫系に作用して影響を与えると、それが口腔内の微生物コロニーに影響することがあり、ホルモンの影響もあり一部のホルモンは特定の細菌の成長を促進させます。

また。私たちの健康状態も口腔内の微生物の種類に関係しています。
糖尿病による高血糖は特定の口腔常在菌の増殖を促し、太りすぎの人の口腔内微生物は、標準体重の人のものとは違っています。
研究者は、口腔内の微生物コロニーから特定の健康状態を見極めることができます。

腸内細菌について言われていることと似ています。

このように、私たちの口腔内には膨大な数の細菌が生息しています。
例えば、爪楊枝の先に取った“歯垢”の中には、1千万~1億個の細菌がいます。
私たちの体は微細な生命体に溢れています。
身体の細胞をはるかに上回る微生物と共存状態にあります。
腸だけで約100兆個の細菌が生息しており、それだけでも体全体の細胞の数を越えています。

暖かくて湿度がある口腔内は微生物が特に好む環境です。
600種を超える細菌と、数百種類のウイルスや真菌などが棲みついています。
新種が絶えず発見されており、明らかにされているのはほんの一部にすぎません。
残りのものについてはほとんど分かっておらず、健康にどのような影響があるのか分かってはいないのです。
腸内細菌についても同じことが言えます。

高齢化にともない、唾液の分泌量が少なくなります。
口腔内の洗浄殺菌の働きをする唾液が減少すると危険な状態に陥る。
運動機能も落ちるので、ブラッシングなども上手くできなくなってしまいます。

口腔内細菌にとってはますます好条件となります。
歯肉炎や歯周病などがあると、口腔内細菌が血中に入り込みやすくなり、全身の至る所の臓器に棲みついてしまいます。

原因不明の感染症と片付けられる危険性も高まるのです。

オイルプリングはオイルを唾液と混ぜてゼット水流を発生させることで、細菌の細胞膜(脂肪で出来ている)と摂食して隅々から細菌を引っ張り出して洗浄するのですから、かなり有効な洗浄法だと言えます。
.13 2015 未分類 comment0 trackback0

オイルプリング(油脂で口を漱ぐ)のお薦め

高齢者。
歯肉炎、歯周病の罹患者。
歯肉炎、歯周病の予防をしたい方。
インプラント治療を受けている方。
このような方にお勧めしたいのがオイルプリング(油脂で口を漱ぐ)です。

免疫力が低下する高齢者の口腔内洗浄。
歯肉炎や歯周病などの炎症が存在する口腔内では、本来閉鎖系であるべきところが開放系になっており細菌が血中に入り全身に回ります。通常のブラッシングでは除去できない細菌を油脂でぶくぶく漱ぐことで排除しようというわけです。

基本的には、食用油ならば何でもよいのですが味と匂いの問題があります。個人差がありますので、試していただいて耐えられる味ならば油を選びません。経済的な点を無視はできませんので、安価なものを選んだほうが良いでしょう。

例えば、ココナッツオイルを推奨している研究者がいます。私もココナッツオイルを使用しています。オリーブオイルも味の癖が強いようです。
ただ、最近は健康食品としてのココナッツオイルのブームでとても高価なものになっています。私が食用として使用し始めてからでも小売価格は3倍以上に高騰してしまいました。

そこで、私は精製ココナッツオイルを使用しています。1/6くらいの価格ですから、比較的安価だと言えます。
どうせ口腔内を洗浄して捨てるものですから、高価なエクストラバージン・ココナッツオイルである必要はありません。精製ココナッツオイルで十分です。

精製されたものであれば、他の精製食用油と同じくすでに酸化していると考えられますので、飲み込まないように注意が必要です。

スプーン一杯のココナッツオイルを口に含み、唾液を交えて口腔内で激流を起こし洗浄します。細胞の細胞膜は油で出来ています。その細胞膜と油滴になった油脂が良く接着し隅々から細菌を引っ張り出してくれるわけです。

15-20分間が必要な時間です。はじめはとても耐えられない時間の長さを感じます。
他のことで気を紛らわせながらでないと、とてもやれません。

私は、歯周病の予防のために起床後水を一杯飲んでからと、就寝前の一日2回実行しています。
最初はとてもできないことだと思いましたが、最近になってやっと慣れてきました。
ほぼ3か月という期間がかかりました。

オイルプリングの後、口中の油をビニール袋に掃き出し密封して捨てます。
温度が下がると(24℃以下になると)固まりますので、流しに吐き出してはいけません。

その後、普通のブラッシングを行います。
合計30分ほどになりますので、シャワー時、トイレ時、新聞を読むとき、朝の運動をするときなどに行います。

私もそんなに忙しがる生活ではありませんが、性格でしょうね。最初は自分には合わないとも思いましたし、効果に疑問もありました。
いまは、はっきりした効果を感じています。

この油で口を洗うという行為は、アーユルベーダに由来する方法です。
悠久の時間が流れる中でゆったり生きる人たちが行ってきた方法ですから、忙しい人、忙しかったころの癖が抜けない人、忙しがる性格の人には忍耐の要る行為ですが、その意義がわかればいい方法だと理解していただけると思います。

その意義については後述したいと思っています。
.01 2015 未分類 comment0 trackback0
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プロフィール

須藤文弘

Author:須藤文弘




歯科医師(1942年2月生まれ)
医事評論家
歯科医療コンサルタント
NPO法人日本歯科保健機構 理事長
東京医科歯科大学 昭和43年卒

 

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